国家試験会場
ある国家試験の会場で、係員のバイトをしたことがあります。
会場は、普段めったに入れない女子大のキャンパスで、その会場での受験生は
ほとんど女子大生でした。
会場オープンから試験開始までは、受験番号によって分けられた教室へ受験者を誘導、
案内します。
試験開始後は、教室を出たすぐの処で折りたたみ式パイプ椅子に座って随時
試験監督員の指示に従います。基本、会場係員は試験時間中は暇なのです。
たしか10月ごろの秋季試験で、そんなに寒い日というわけでもなかったのですが
緊張の為か、試験中にトイレに行く娘が自分の担当教室から二人ほど出ました。
少なくとも片方はアイドル並みに可愛い子で、試験監督者にトイレまで付き添って行く
ように言われて、一応仕事中なので性癖は押さえて平静を装い、紳士的にトイレまで誘導しようとしましたが
案内役の自分が追いつかないレベルのスピードでトイレに向かって行ってしまいました。
おそらく、係員を付けるのはトイレまでの道案内のためではなく不正行為を防ぐ意味合いが強いと思うので
その子がトイレまでたどり着ければいいというわけではなく、あわててあとを追いかけました。
女子便所に入るわけにはいかないので、ドアの外で彼女が用を足し終わるまで待ち、
また教室まで送り届けました。待っている間、音が聞こえないか聞き耳を立てていましたが
排泄音らしきものは聞こえてきませんでした。かろうじて水を流す音が聞こえたぐらいです。
もちろん、トイレに行っている間は問題を解く時間を損していることになります。
すばやく出てきたので、おそらくは小だったと推測します。
しばらくして、同様にもう一人の子がトイレに行きました。
最後まで特に何も起こらなかったのですが、二人に共通して、申し訳ないような恥ずかしいような表情で
「すみません、すみません」
と頭をさげながら小走りでトイレに向かったことが印象に残っています。
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